2009年10月から始まった「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」のオンエアもついに終了。
コメディから泣ける話まで盛りだくさんのシリーズでしたが、キャストの皆さんはどのように感じられたのでしょうか?
2009年11月某日、最終話のアフレコ現場にお邪魔し、メイン6駅を好演されたKENNさん、杉田智和さん、置鮎龍太郎さん、小野大輔さん、梶裕貴さん、森田成一さんにお話を聞いてまいりました!
――最終話のアフレコ、お疲れ様でした!収録を終えられた今、どのような気分ですか??
- 置鮎
- 意外な展開にビックリしました。元々SF要素がある作品ですが、超SFになっていて驚きました。
- 梶
- あっという間の13回でした。結局とくがわが何者なのか…知りたいです(笑)
- 森田
- "駅の擬人化"という非常に面白いコンセプトで、妙に惹かれる作品でした。最後は本当に驚く展開で…。とにかくドキドキの最終回でした。
- 小野
- 本当に、こんな展開が待っているとは思いませんでした。車掌さんとは何だったのでしょうか(笑)。一瞬、バッドエンドになるんじゃないかとヒヤヒヤしたんですが、最後はちゃんと収まってよかったです。
- 杉田
- 怒涛の展開に驚きました。変形した"ミラクル☆トレイン"が最後、ゾン○-へのとどめをさして…
- 一同
- 違いますよ!そんな話じゃなかったと思いますよ!
- 杉田
- …心が躍りました。全国の男性視聴者の皆さんへ一言…「大人になったあかりちゃんでもイイじゃないか!」
- KENN
- 特急列車のように怒涛のストーリーが続き、シリアスなシーンからシュールなギャグまで、振り幅の広い作品だったなぁと思います。感無量といいますか、やりきった感でいっぱいです。
――全13話の中で一番印象に残っているシーン(またはセリフ)を教えてください。
- KENN
- 車掌さんの「しゅっぱぁ~つ、しんこ~ぅ」というセリフ<第7話>が…
- 置鮎
- 似てるねぇ!(笑)
- KENN
- 収録中も噴き出しちゃいそうになるくらい、すごく面白くて印象に残ってます。他にもシリアスなシーンとか、心温まるシーンがたくさんありましたけどね(笑)
- 梶
- 大門の「もんじゃが頭を強打して」というセリフ<第10話>のインパクトが強くて、印象に残ってます。もんじゃが(笑)、後頭部を強打って…。(一同爆笑)
- 杉田
- 豊島園先輩の「薄いよ」というセリフ<第8話>が、都庁さんと僕の頭部のことかと思って傷つきました。
- 一同
- またそんな事ばっかり…(笑)。六本木の影が薄いっていう意味でしたから!
- 森田
- 僕は、駅たちがサジタリウスやサソリの格好をしたシーン<第4話>ですね。着ぐるみが脱ぎ捨てられたカットがあって、「着ぐるみまで乗ってるんだ!」とビックリしました。いったい何両くらい、ああいうもので埋め尽くされてるんだろうって(笑)。新撰組とか忠臣蔵の服、もんじゃの鉄板だって積まれてるはずでしょ。ホワイトボードも出てきたし…。"ミラクル☆トレイン"の5・6両目くらいは倉庫になってるんじゃないかと気になっています。
- 置鮎
- 他のキャラになりきった"ミラクル☆シャッフル"のシーン<第9話>が面白かったです。
- 森田
- 俺、汐留そっくりだったよね!
- 梶
- えーっ!?
- 置鮎
- へにゃへにゃだったよね(笑)。
- 小野
- 僕は豆知識がいっぱい出てきたところが印象に残っていますが、今覚えているのは"くるくるシンボル"くらいですね(笑)。
- KENN
- "くるくるシンボル"は、アイキャッチにも出てきましたもんね。
- 森田
- 大江戸線がリニアモーター式ってことも印象的だったなぁ。あれ以来、線路見ちゃうもん。
- 小野
- あー、そうでしたね!あれも覚えてます!
――ご自身が演じるキャラで、第一印象から変わった部分があれば教えてください。
- KENN
- 最初、六本木史は、すごく素直で優しい人だなと思っていたんですが、回を重ねるごとに「アレ、口数が少ないんだな」と思いはじめ、さらに「アレ、天然さんなんだ」って…。でも最後は、男らしくカッコよかったので、全13話でやっと六本木というキャラクターが分かった感じがしました。
- 杉田
- 都庁は、あまり尊敬されない、役立たずでした。リーダーだったのも、周りが気を使って「せめて役職くらい与えてやらないと」ということだったのではないでしょうか。
- KENN
- そんなこと誰も思ってませんよ(笑)!
- 梶
- 被害妄想も甚だしいですよ(笑)!
- 杉田
- ただ、いざいなくなると急に寂しくなるキャラだとは思います。普段は存在のありがたみが分からないかもしれませんが。
- 梶
- 汐留は途中で恋をしましたし、最終話でもとくがわに「大人になったな、汐留」と言われていたので、成長したのかと思いきや、最後の最後で新宿さんから「相変わらず、お前はお子ちゃまだな」って言われちゃいました(笑)。結局変わらなかったみたいです。
- 森田
- 両国は、何故か汐留と一緒にいることが多かったんです。いつも二人でワイワイやってる感じだったんですけど、最終回、汐留くんにはシリアスなセリフがあり、もう一方の両国は相変わらずワイワイワイワイ(笑)。最後までキャラが変わらなかったですね(笑)。
- 置鮎
- 新宿は、"夜にめっぽう強い"って設定が活かせませんでした(笑)。設定資料にはそう書いてあったのに、そういうシーンはなかったな、と。俺のせいじゃないんだけど(笑)。
- 森田
- 深夜まで起きてるっていうだけなのでは…。あんまり寝なくても平気っていう(笑)。
- 置鮎
- 活かしたかったです(笑)。次回是非。
- 小野
- 月島は、駅のみんなが一緒にいる時に、一人だけ外れていることが多かったんですよ。設定資料にも"ミステリアス"と書いてありましたし「これはなんかフラグ立ったかな」と思ったんですけど、全然そんなことはなく(笑)、控えめで優しい人でした。
――アフレコ現場の思い出として、残っているエピソードはありますか??
- KENN
- 誕生日は思い出に残ってますね!
- 梶
- スタッフさんが、六本木史が大好きだという"トシヨロイヅカ"のシュークリームやケーキを差し入れてくださって。キャストの誕生日を祝ってくださったんですよね!ケーキには、マジパンで作られたキャラが乗ってたんですけど、とくがわが一番可愛かったですね!
- 森田
- "トシヨロイヅカ"の恵比寿本店に、そのマジパンが飾られてるらしいよ!
- 置鮎
- そうなんだ!
- KENN
- あと、アフレコが始まったばかりのころに、藤原啓治さんがサプリメントを皆に配ってくれたこともありましたよね。「これ、もらったから」って。それで一気に現場が和みました。
- 置鮎
- 何サプリだっけ??
- KENN
- ニンニクの…。「アホ」何とか…。
- 一同
- あー!アホ○○(笑)!ありましたね~!※「アホ」=スペイン語でニンニクという意味です。
- 杉田
- 僕はトイレでカサヰ監督に会うたびに、○○○を見られました。
- 小野
- ホントに~!?(笑)
- 梶
- 次の質問、どうぞ(笑)
――「ミラクル☆トレイン」を一言で表すとしたら…??
- 杉田
- 『PV』です。大江戸線&周辺地理のPVだと思います。
- KENN
- 『ヒューマンドラマ』。駅なんだけど、ヒューマンドラマですね。
- 梶
- 何も考えずにいうと、『ホラー』。よく考えていうと、『異文化交流』だと思います。"大江戸線"から"トシヨロイヅカ"まで、実際に存在するものがアニメーションと絡むっていうのがすごいなと思いました。
- 置鮎
- 『スッキリ』かと思いきや、『ラビリンス』でした。
- 森田
- 『平成の銀河鉄道の夜』ですね。
- 小野
- 『コラボレーション』。アニメと鉄道がうまく融合した作品だと思います。
――最後に一言ずつメッセージをお願いします!
- 置鮎
- 本当にあっという間の13本でした。是非シリーズを全部見てください。続編を見たいというご要望が多ければ実現するかもしれませんので、今後も応援よろしくお願いいたします。
- 梶
- 皆さんも、まだまだ分からない部分があると思いますし、僕らも分かりきっていないんで(笑)、続編があれば、また楽しくやりたいなと思っています。
- 森田
- 最後の大どんでん返しが本当に見事だと思いました。13話ですばらしいまとめかたをしている作品だと思います。続編のあるなしに関わらず、とにかくこの13本をしっかりご覧いただいて、存分に楽しんでいただきたいなと思っています。
- 小野
- 駅の擬人化ということで、とても新しいことに挑戦している作品です。と同時に昔からある文化とか駅の情報とか、色んなものが詰め込まれていて、宝箱のようにキラキラとした作品だと思います。ぜひ何度も見てほしいですね。まだ出てない駅もありますので、僕も続編に期待したいなと思っています。
- 杉田
- とても身近で、ステキな存在…「駅」。今後も大切にしていきましょう。電車を止めてはいけませんよ。
- KENN
- 自分自身も毎話楽しませていただきました。今後も、DVDやキャラソンCD、WEBラジオなど、色々と展開していきます。今から知った方でも全然遅くはありません。是非「ミラクル☆トレイン」へご乗車くださいませ。これからもよろしくお願いいたします!
――キャストの皆さん、ありがとうございました!
テレビ放送は終わってしまいましたが、WEBラジオの配信やDVDのリリースはまだまだ続きます!
これからもTVアニメ「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」の応援をよろしくお願いいたします!